先日防衛大学校の受験が実施されました。
受験された方はお疲れ様でした。
鉄仁会では毎年1人以上は防衛大学校を受験されている生徒さんがいらして、
これまでは受験された方はみなさん1次試験(筆記テスト)は皆さん合格されています。
また、実際に進学された生徒さんもおられました。
防衛大学と聞くとベールに包まれているのイメージがありますが、
防衛大学の進学には意外とメリットがあります。
今回は防衛大学校のメリット・デメリットをまとめてみようと思います。
<防衛大学受験&進学のメリット>
①受験料が不要
防衛大学校は受験料が無料で受験料できます。
例年10月末に試験が実施されるため、これから受験シーズンに入る直前のタイミングで受験できるため、模試とは違う本番の試験が無料で受けられます。
②幹部候補生として入学できる
これは進学した際のメリットですが、
防衛大学校を卒業すると曹長という階級が与えられます。
その階級は一般入隊した人ならば定年まで勤務して到達する階級なので、
かなりのエリートになれるようです。
③給料がもらえる
防衛大学校に入学すると学生ではありますが、特別職の国家公務員になります。
そのため、学生手当て(月12万円)+ボーナス年2回という好待遇です。
アルバイトを全くしなくても、相当額の手当てがあるので、
まさしく勉強に集中できる環境です。
④衣食住完備&学費無料
寮生活にしかも3食用意され、着るものも用意してくれるようです。
しかも無料です。また学費もかかりません。
通常大学進学にははかなりの費用がかかるため、
ものすごくありがたい環境です。
⑤留学に行ける
学べる第二外国語が多く、留学制度も豊富です。
私は外国語大学出身ですが第二外国語でロシア語やアラビア語を学べる大学は少ないため、充実している印象を受けました。また、留学制度も短期から長期まであります。外国語大学へ進学しても費用や制度がないことを理由に留学を断念する生徒は多いです。また、留学のためにバイト漬けになっている友人も多くいたので、そこから比較すると派遣での制度が整っているのは魅力だと思います。
⑥大学と遜色ない勉学を行うことができる
卒業とともに学位を取得できます。人文・社会科学専攻の場合は人文科学または社会科学の学位が得られ、理工学専攻の場合は、理学、工学の学位を取得できます。
⑦パイロットになれる
これは鉄仁会の生徒さんの中で一番よく聞くのですが、
2年次に陸・海・空の配属先によってはパイロットになれる道もあるようです。
最も、適正検査などもあり実際にパイロットになれるのは一握りなようです。
<防衛大学受験&進学のデメリット>
もちろんデメリットもあります。
というかこのデメリットのせいで進学には躊躇してしまいます。
①学校生活が合わない
入学後は寮生活で、集団生活独特の厳しさがあります。
昔の生徒さんですが、やはり集団生活が合わなかったため結局辞めたという方もおられました。
② 進学後自分の希望が必ずしも通るという訳でもない
メリットにも書きましたが、自分の希望した要員(陸・海・空)になれない場合があるようです。
以上、今回は防衛大学のメリット&デメリットについて書かせていただきました。防衛大学がかなり特殊ではありますが、大学を調べることは進学に際して重要になります。興味を持たれた方はぜひ調べてみてください。
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