S-CBTについて
伊丹です。今回は英検のS-CBTについて。
今週は生徒さんと話していると英検のS-CBTの予約が取れず、
県外で申し込みしたという話をよく聞きました。
中には広島まで受験しに行った生徒さんもいたので、びっくりしました。
以前に英検に関して話ましたが、今回は英検のS-CBTについてです。
英検S-CBTとはComputer Based Testingの略で、コンピューターを使った試験方式のことです。
全国81ヵ所のテストセンターで受験可能です。
以下に、特徴と受験するうえでの注意点を記載しています。
特徴
① 4技能を1日で受験できる
英検はリーディング、ライティング、リスニング、スピーキング技能を4技能と呼び、
通常の英検では
1次試験でリーディング、ライティング、リスニングを実施、
2次試験でスピーキングを実施というように、
2日間かけて受験することになります。
ところが、S-CBTでは1日で全ての受験を終えることができます。
② 受験できる回数が多い
従来の英検は年3回実施ですが、S-CBTは試験日が多く、基本的には毎週土日に受験できます。
また、期間内に試験期間内に2回受験できる。
③値段が安い
ささやかではありますが、従来型の英検よりも500円ほど安い価格で受験できます。
④従来の試験と同じように扱ってもらえる
大学入試、高校入試をはじめ各種試験で、取得級に応じて優遇してもらえますが、
S-CBTでの受験でも従来型の試験と同じように扱ってもらえます。
つまりは英検S-CBTの受験でも不利益をこうむることはありません。
注意点
①パソコン操作に慣れておく
リーディング部分はマウス操作が必要で、ライティング部分もタイピングでの入力が必要になる場合もあります。
②受験できる級が限られている
S-CBTが実施されているのは準1級、2級、準2級、3級のみになります。
③キーボードに慣れておく必要がある
ライティングの回答方法を選択することができます。
筆記型とタイピング型となりますが、タイピング型はキーボード入力する必要があるため、
慣れていないとすごく時間に手間取ってしますので、慣れていない場合は回答用紙へ記入するようにした方が良いです。
もう卒業した生徒さんの話になりますが、キーボードの操作を全然したことがないのに、
タイピング型を選んでしまい、すごく困ったという方がいらっしゃいました。
ここは本当に気をつけて欲しいです。
④試験科目が多い
従来型の試験では1次試験と2次試験との間に1ヶ月ほど期間があり、
その期間で2次試験対策を実施することができましたが、
英検S-CBTの場合は1回の試験で4技能を受験することになるので、
勉強量が増えることになります。そこが少し負担になることは認識しておいた方が良いです。
とはいえ、年3回しかない従来型よりは自分の都合に合わせて受験できるため、
メリットが大きくS-CBTでの受験を選んでいる人は多いです。
なお、従来型でも英検S-CBTのいずれにも言えることですが、
大学入試における総合型選抜や学校推薦入試で英検を活用したい方は、
英検の結果の到着までの期間も考慮して受験日を決める必要があります。
総合型選抜の場合、出願時期が8月下旬から9月になるので、
従来型試験では高3の5〜6月がラストで、英検S-CBTでも7月の試験が最後になります。
また、学校推薦型の場合は出願時期が10月になるので、英検S-CBTなら9月試験でも間に合う場合があります。
もっとも、受験日する学校によって出願時期が異なる場合もあるので、
早めに確認することをお勧めします。

★鉄仁会に興味を持っていただいた方へ
鉄仁会では英検対策も積極的に行っています。
受験時期から逆算してベストなタイミングで取得できるようカリキュラムを組んでいます。
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